オラワク倶楽部(何が好きか何が嫌いかで自分を語るブログ)

35歳無職素人童貞発達障害元風俗店員ナマポ受給中の自己破産オナニストが価値観や日常、下ネタを適当に語っていきます!!   好きなもの→サッカー、料理、ドラゴンボール、マンコ。  嫌い→野球、ワンピース、料理できない男、レズビアン(笑)。

バトル漫画ドラゴンボール理論⑤

【画力やその他諸々(ストーリーについても)】

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画力が高い!低いは避けて通れない道です。


個人的に画力高けぇ〜や好きな絵柄の漫画家をあげると


・エルジェ(展開・色彩)

メビウス(一枚絵・世界観)

手塚治虫(コマ割り・構図)

大友克洋(背景・世界観)

鳥山明(キャラクター・色彩・一枚絵)


に加え私はSF作品が好きなんで

木城ゆきと三浦健太郎奥浩哉の3人が私は好きかな。

木城ゆきと先生に関しては日本と海外での評価の乖離が凄いというか、大友克洋は勿論だけど木城ゆきとと言ってピンとくる人こそが本当の意味での漫画好きなんだと思う。


と、漫画をろくすっぽ知らない人が知ったかぶってみた(笑)


私は知らないということを知っていますから。

byソクラテス


下手くそと言われる漫画家でも高橋陽一先生やあだち充先生みたいに同じ顔しか描けなかったり、冨樫義博先生みたいに絵コンテやネームの状態で連載したり、初期ゆでたまご先生ような小学生のような画力の漫画家もいるし、高橋陽一先生のようなありえない頭身を描く漫画家さんもいる。

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つまり

漫画というのは背景を描かず、落書きのようなネームの状態で同じ顔で常軌を逸した頭身でもウケる可能性があるということ。

内容や設定がおもしろきゃ、画力が糞でも買う人は湯水の様に溢れて出てくるのですね。

一億総漫画家時代の突入!!

 


画力と関連するもので例えますと

私ほシュールレアリズムの巨匠であるサルバトーレ・ダリな絵が好きです。

アール・ヌーヴォーの巨匠で一枚絵や近代イラストレーションとしての礎を築いたアルフォンス・ミュシャなんかも好きです。  


このように、人には何かしらの好きな絵柄というのがあると思う。

 


色んな人の色んな絵を見て描いてみるとそのうち共通点に気付いてどの絵柄が好きと判断出来るようになると思います。まあ、描けるかどうかは絵の上手い下手もあるので一概には言えませんが・・

 


背景で個性がどうのこうのは言えませんが、キャラクターとしての画風をタイプに分けると

井上雄彦のような写実的な絵柄

②本宮ひろし、ちばてつや系統の昭和の男、劇画タッチ風の絵柄

大友克洋宮崎駿のようなバンドデシネメビウスの影響が強い絵柄

手塚治虫鳥山明のようなディズニーに若干影響受けてる絵柄

⑤それ以外

 

 


こんな感じになると思います。

あくまでも本当に大まかな系統でありますが。

 


かなり曖昧ではありますが絵柄で区別するとそのように分別出来るということです。

勿論、その中で独自色を出すのが漫画家とアニメーターの「絵描き」としての違いになってくるのかと思います。

 


そこから独自の絵柄を編み出し、いかに違う顔やキャラクターを描けるかというのが漫画を「読む」上では重要になってくるのかと思います。

カイジシリーズや最強伝説黒沢の作者福本伸行先生の絵柄は上手い下手ではなくあれはあれで絶対的なインパクトがあり癖になるので一概に評価は出来ないのかなと。

 


背景に関してなんですが、よくバトルシーンなんかで市街地線をやると、ビルの瓦礫や破片が邪魔で見づらかったりもする経験ありませんか?

 


バスタードって漫画がその最たるものだと思っていて、背景その他諸々の書き込みとか画力は凄いけどそれをバトルに持ち込んで城ごと吹き飛んでみたいな描画が多いのが個人的に少し残念だと思います。

 


ドラゴンボールで市街地戦がほとんどないのはその為で、鳥山御大が背景描くの面倒くさかったってのもあるけど(勿論一般人に被害が及ぶ体ではあるが)読者側としても市街地戦は細かいコマのスクリーントーンとモノクロでキャラと動きを判断しなきゃいけないので、仮に画力が高い漫画家がSTと白黒で判断出来ても読者が分かりづらくなってしまうことがある。

 


漫画ではキャラクターにピントを合わせて背景をぼかすみたいなやり方は私の知る限りでは知らないし、かなり難しいと思う。

 


背景は描けるけど、このコマは自分の技に目がいくように描きたいので、あえて描かない。そのような勇気が必要なんだと思う。

 


必殺技を出すタイミングのコマ割りの構成を考え、その上で背景を書き込む、書き込まない。

 


書き込まないという選択肢もかなり重要です。

 


料理においても漫画においてもそのことは重要で

寿司のネタを焼く必要はありませんし、生肉は焼かなくてはステーキになりません。

ステーキは焼き過ぎても美味しい肉が硬く不味くなってしまいます。

塩を入れる入れない入れ過ぎるとしょっぱくなり食べずらくなってしまいます。

この程度でどうか、お客さんはこの味の濃さなら満足してくれるかな?と常に味のチェックをするのが大事なのだと思います。

舌音痴な料理人と一緒で「一般的な感覚を持たない人」は厳しいのだと思います。

 

 

 

画風はある程度、作風に準じた絵柄でないとマッチしないと思います。

どういうことかと言うと、私は増田こうすけ先生のギャグ漫画日和が個人的に大好きでした。

確かに全体的な画力は斉木楠雄のψ難麻生周一先生には完全に劣るし正直素人レベルの画力ではあるのだが、シュールな世界感の作風と作画がマッチして絶妙な路線で笑いを誘い、それが病みつきになりました。

個人的にはバトル漫画よりギャグ漫画が好きなので・・

 


またまた悪い話を持ち出すと

サムライエイトといいう作品があって、大作家が原作を担当したその作品は侍×SF×バトルで勝負をしたが敢えなく撃沈、打ち切りの憂き目にあった。

これはどこぞの海賊漫画にも言えると思うけど、メカやロボットが描けない漫画家が下手にそういったものを描いちゃ駄目だと思う。

評価される漫画家の共通点のひとつとして描けないものを描くのではなく描きたいものを描くことにあり、そのジャンルで多いのがSF作品なのではないかと思います。

 

 

 

鳥山御大の項目でも書きたいとは思いますが、御大は小さい頃から車やバイクを描きまくって後のドラゴンボールの世界観に繋がった。

だから日本風が好きであればひたすら和を極めて漫画に表現する、中世が好きであればひたすら鎧を描くとか、好きを作って描きまくることが大切なのだと思います。

鬼滅の刃の成功も一つにも、随所に作者の好きやこだわりが垣間見えたのが大きいと個人的に思います。

 


★まとめ★

画力を判断する上での評価

①写実的、劇画、バンドデシネ系統ディズニー系統等

②キャラクターの書き分け、表情、動き、躍動感

はあるか?

③バトル漫画ならコマ割りや背景の書き込み過ぎ、描かなさ過ぎ=絵として、分かりやすい。

④作風に準じた絵柄であるかどうか。描けないものは描かない、描けるものだけを描き作風にする。

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