この約20年間の間にアメリカ代表はワールドカップ本戦で2回もベスト16に進出。
※2010、2014年大会
しかしそれと同時に直近のロシア大会ではベスト16どころか、まさかの北中米カリブ海の地区予選敗退に追い込まれてしまったのは記憶に新しいところ。
Heartbreak for USMNT in Trinidad - YouTube
この2017年の北中米カリブ海の地区予選での敗退は1986年メキシコ大会以来での敗退であり、当時の代表チームのほとんどの選手がアマチュアやセミプロで構成されていたことを考えれば、どれだけ2017年の敗退が屈辱的だったかは察しの通り。
※1950〜1980年年代にかけてのアメリカ代表の詳しい選手及び情報に関してはほとんど資料がない。
※熱弁してるのは元アメリカ代表FWのテイラー・トウェルマン、何を言ってるのか分からない方は下の記事を参照
屈辱まみれのアメリカ代表にOBらが激怒!「歴史上で最も恥ずかしい」「全土が目覚めなければ…」 - ライブドアニュース
当時は大ベテランとして君臨していたクリント・デンプシー(クリント・デンプシー - Wikipedia)やドノバン(ランドン・ドノバン - Wikipedia)と同期のビーズリー(ダマルカス・ビーズリー - Wikipedia)やGKのハワード(ティム・ハワード - Wikipedia)、ベテランの域に達していたブラッドリー(マイケル・ブラッドリー (サッカー選手) - Wikipedia)など国内外(の所属チーム)問わずベテラン選手が中心のメンバー構成であった。
2014年ワールドカップで台頭した1993年生まれのデアンドレ・イェドリン(デアンドレ・イェドリン - Wikipedia)やジョン・ブルックス(ジョン・アンソニー・ブルックス - Wikipedia)も招集は度々されるものの中々チームに馴染むことが出来なかった。
特に現在もアメリカ代表のセンターバックのレギュラー筆頭候補であるブルックスはアウェーのコスタリカ戦でとんでもないミスを犯し4-0という歴史的敗戦の戦犯になってしまった。
それからアメリカ代表のセンターバックはオマル・ゴンザレス(オマール・ゴンサレス - Wikipedia)という長身(196㌢)のメキシコ人がファーストチョイスになるがそのメキシコ人も最終戦(勝てば自力での突破が決まってた)でのトリニダード・トバゴ戦でありえないオウンゴールを献上してしまい、結果、2-1で敗れワールドカップ本戦出場を取り逃がしてしまう。
※ このトリニダード・トバゴ戦の敗戦はスタジアムの名前から「アト・ボルドンスタジアムの悲劇」とも言われる。
2016年から2017年にかけて行われた北中米カリブ海の5次予選は終始メンバーが安定せず(特にデェフェンス)結果も内容も伴わない試合が多かった。
頼みの攻撃陣も引退間近のデンプシーの踏ん張りと当時18、19歳だったプリシッチ(クリスチャン・プリシッチ - Wikipedia)の爆発力で何とか得点は出来ていたが、アルティドール(ジョジー・アルティドール - Wikipedia)というエースストライカーも鳴りを潜めており、今考えたら攻撃陣も期待が持てる程のものは持っていなかった。
そこから早4年が経過し、サッカーのアメリカ代表は(まだまだその進化の過程ではあるが)凄まじい成長を見せる。
平均年齢21.7歳! サッカーアメリカ代表が若手&海外組中心で「世界を驚かす」【26年共催W杯へ虎視眈々】 - 海外サッカー - Number Web - ナンバー