レビューになります。
私自身何度もこのブログで書いてる通り
ちなみに私は1998年のフランスW杯の時から応援しているので
ファン歴は23年目ということになります。
「外国の球蹴りクラブの大ファンだと💢
けしからん!!!!!」
と焼きブタ🐷(野球⚾️大好きオヤジ🥸)は言うかもしれない。
黙って「オオタニサン」だけ言ってろバーカ!!
さて・・・冗談はここまでにしておきましょう。
サッカーが好きとはいえここ10年はインテル・ミラノの弱体化(珍テル化)
により頻繁に海外サッカーを自らチェックするという機会が減っていました。
しかし2018年頃から蘇寧グループの経営の安定と資金力で大型補強を繰り返すようになります。
その中でも転機になったのがジュゼッペ・マロッタの「加入」です。
彼は選手ではなく60歳を過ぎたおじさん。
この蘇寧グループとマロッタの話は長くなりそうなのでまた今度書きましょうか。
私はサッカーファンではあったが、特定のチーム(インテル)とワールドカップ以外は近年あまり観ることがなかった。
しかしここ2、3年は某北米超大国の代表選手の台頭が著しく特に今シーズンは史上稀に見る某北米の超大国選手の活躍も相まって人生史上一番サッカーを見ている訳でございます。
セリエAに関してはユベントス、ブンデスリーガの複数の試合、リーガはバルサ、プレミアはチェルシーは勿論、2つのマンチェスターやリバプールなど・・
月曜、水木などは5~6試合をフルマッチサイトでチェックしています。
勿論、北米の超大国の選手が所属するチーム以外の試合なども頻繁に見ています。
特にチャンピオンズリーグは面白いので複数の試合は必ずチェックしている。
と、余談はここまでにしてセリエAのレビューにいきます。
プレミアリーグで強烈な首位争いを演じているマンチェスター・シティ、リバプール、チェルシーの3チームのように、確かにセリエAも現状では上位チームが首位争いを繰り広げているかのように見えます。
しかし、結論から言うと・・セリエAは
インテルかミランの優勝になると断言が出来るのではないでしょうか。
これはあくまでも現段階での予測を踏まえての滑り止め(?)という意味で、ミランを入れてみただけ。
だって、「インテルしかない」というのはまだ勝ち点を見る限りでは言い切れないから(笑)
序盤こそナポリ、ミラン、インテルの三つ巴の争いになりそうな雰囲気がありましたが、ここに来てアタランタも調子を上げてきた。
4つのチームのどれかが現状の勝ち点ではスクデット候補になるでしょう。
断言をすると・・(この4チーム以外の)
ユベントスの優勝は地球に巨大隕石が数年以内に衝突するぐらいありえない。
既に負けすぎ(5敗)だし、ここにきてフォワード陣が復調してきた感はあるけど前線に爆発力がなく勝っても僅差の勝利がほとんど。
1点差や多くて2点差勝ちがほとんど。
エースストライカーがクアドラードやマッケニーではそりゃ得点力不足になるわな(笑)
負ける試合も1点差負けが多いが、負ける相手がサッスオーロやヴェローナなどの中位にいるチームに普通に力負けしている点も戴けない。
※直近の試合でも案の定ヴェネツィアに引き分け。
さて、ユーベの離脱はさておき、この記事ではインテル以外のスクデット候補のナポリ、ミラン、アタランタをひとつづつ記載していきます。
【ナポリ】
弱小クラブや中位のクラブに対しては圧倒的な強さを見せつけるが強豪上位クラブとの対戦では不安が残る。
ナポリはここまで4-0で勝つ試合を今シーズンのセリエで3回も記録している通り得点力に関しては問題がないのだけれど、シーズンを通しての安定感がない。
昨シーズンも序盤戦のスタートダッシュ失敗から後半で巻き返し、チャンピオンズリーグ出場圏内(4位)に上昇するもの最終節ホームで引き分けてしまいユベントスにCL出場権を渡す結果となってしまった。
そしてナポリのここ6戦は1勝2分3敗と開幕戦の勢いが嘘のようにストップして負け越している。
私の予想では今シーズンもユベントスとCL争いを繰り広げてくれると期待してます(笑)
個人的に序盤戦はあまりの強さに今シーズンはナポリが32年振りに優勝するならそれもありかなとは思っていました。
でも監督はインテルをクビになったスパレッティ。スパレッティごときに今のセリエAが制覇出来るのなら苦労はせんわな(笑)
【アタランタ】
今シーズンは序盤のスタートダッシュには失敗はしたもののガスベリーニ戦術が浸透している為、近年はセリエAでは随一の安定感を誇る。
直近のナポリ戦、前々節のユベントス戦といった上位強豪チームとの試合で競り勝てる勝負強さや安定感は後半戦でより上昇していくのではないかと思う。
後述するミラン、インテルでないとしたら大穴でアタランタになるのではないかと思う。
上述した通りチームワークや熟練度に関してはセリエA随一であるが選手層や個々の選手のスキルとなると微妙。
というのもアタランタはグループリーグ3位になってしまい、来年中途半端なモチベーションでヨーロッパリーグを戦うことになってしまったから。
ミッドウィークで疲労して週末にはセリエAを戦うという過密日程にもなりうる訳だが所詮はヨーロッパリーグ。
選手層は決して厚くはないだけに、(怪我人も多くなり)後半戦でアタランタも取りこぼしが多くなるのではと予想。
【ミラン】
ステファーノ・ピオリが以外にもハマって昨シーズンからの勢いそのままに序盤から勝点を積み重ねる。
しかしフィオレンティーナ、サッスオーロの中位2チームとの連戦で合計7失点を食らい連敗。
その後こ2試合では無失点で計5点を入れてはいるが、相手が降格まっしぐらのジェノアとサレルニターナ。
直近ウディネーゼ戦はチャンスもほとんど作れず、終了間際のイブラヒモビッチの同点ゴールでなんとか追いつき勝ち点1を手にするも内容はスクデット争いをするチームとは到底思えないものであった。
フィオ戦とサッスオーロ戦に関してはスッカマッカやベラルディ、ブラホビッチなどのエースストライカーを全く抑えきれず負けた感が否めなかった。
ミランのセンターバックの中心はケアーで、トモリとロマニョーリの2人を加えた3人が4バックの真ん中(CB)をローテーションで回す感じ。
でもこの3人のこれまでの実績を書き出してみると・・・
トモリ・・・チェルシーで戦力外、イングランド代表とはいえ召集されてベンチに入ればいい方。
代表キャップもたったの2試合のみ。
ロマニョーリ・・・既に「元」イタリア代表。惨敗したサッスオーロ戦の一対一の場面であからさまにファールをして一発レッドで退場するなどキエッリーニやボヌッチは勿論、現在はローマのマンチーニやラツィオのアチェルビよりも評価が低い。
ケアー・・・エリクセンの救護の件含め、デンマーク代表では100試合以上に出場し、キャプテンを務めイケメンで人間性も満点なのは周知の事実。
しかし経歴はというと現在のミランを含め所属したクラブが全て中堅クラブ。
繰り返し書くが代表での実績や人間性は勿論申し分ない。
でもセビージャに3年在籍してレギュラーを奪われアタランタにローン、そこでも低位置が掴めず
ミランに来たというのは明らかに彼がワールドクラスのセンターバックではないということを物語っていると思う。
普通、いいセンターバック(ワールドクラス)というのは20代前半の内にビッグクラブでレギュラーを獲得して長期契約(4、5年単位)を結ぶ、ないしは他のビッグクラブに移籍いするというのが規定路線である。
そういった意味では日本の吉田麻也と年齢、体格を含め似ているのではないかと思う。
彼も中堅クラブでしかプレーしておらず代表は100キャップ越えの日本代表キャプテンではあるが全くワールドクラスではない。
正直探せば世界中にゴロゴロいるクラスのディフェンダーのひとりなんじゃないかと思う。
ただ吉田の場合は世界最高峰のプレミアリーグで7年半在籍して150試合以上出場していること。
正直、ケアよりその点(経歴)では若干吉田の方がキャリアに分があるのではないだろうか。
(そもそもデンマーク代表自体も日本代表と同じくらいの強さ)
ミランのバックラインの大黒柱が吉田麻也だとしてセリエAの優勝が想像できるだろうか?
ケアのスキルは吉田となんら変わりないのだ。
※例えるなら吉田麻也は外資系IT中小企業に長年勤めて管理職クラス経験がある人。
ケアは外資系ではあるがIT企業の下請け会社で1〜3年単位で転職を繰り返す平社員。
そんなイメージ。
そして、最前線は言わずもがないい意味でも悪い意味でもイブラヒモビッチ頼みの攻撃力。
ウディネーゼ戦でも如実に最前線のイブラヒモビッチへ放り込んだ糞みたいなサッカーでなんとか追いつきはしたものの所詮この程度でしかない。
敗退が決定したCLの最終節リバプール戦では何も仕事が出来ず「ピッチに観客がいた」などと揶揄される始末。
そんな40歳イブラヒモビッチが最大の得点源で負けてようが勝ってようがイブラに代わるFWがいない(ジルー以外)ので結局90分間ずっと使い続けるのがマストになっている。
ジルーは怪我がちでどちらもコテコテのセンターフォワードなのでイブラとの併用はしづらいでしょう。
それにサーレマーカーズとかブラヒム・ディアスとかラファエル・レオンとかクルニッチとかジュニオール・メシアスとかって知ってる人って限られてるんじゃ無いだろうか?
サムカス:俺を誰だと思ってんだ!!
タカシ:誰なんですか?
サムカス:サムカス(サム・カスティジェホ)さんだぞ!!
タカシ:サムカスさん?そんなに有名なんですか?サム(SUM)関数じゃないんですか?
サムカス:誰がExcelの数値の合計だ!!
タカシ:サムシングエルスじゃないんですか?
サムカス:今シーズンが「ラストチャンス」!!
※byトレン○ィエンジェル
そんな「有名なんですか?」といった漫才が出来るような知らない若手選手が多い中、キーマンになるのはクラブ変えの多いケアや。チェルシーで不要となり今シーズンから加入したジルー、今年不惑を迎えたレジェンド、イブラヒモビッチなどのベテラン勢である。
上記以外では総じてディフェンスもオフェンスも誰?みたいな選手が多すぎだし、40歳イブラヒモビッチを毎試合フル出場で酷使してる時点で色んな意味でヤバいと思う。
通常MLSにヨーロッパ5大リーグで活躍した選手が行くとそのまま引退するパターン(ランパード、ジェラード、ピルロ、ロビー・キーン、アンリ、ネスタなど)が多いのだがイブラの場合、またセリエAに戻ってきて現在もチームで大活躍。
確かにMLSのレベルは上がっているのは間違いないが今のセリエAはやはりプレミアリーグなんかと比べると明らかにレベルは低いと言わざるを得ないでしょう。
イブラが今のプレミアリーグにいたらせいぜい2点ぐらいしか取れなかったのではないかとも思う(笑)。
ミランの試合は面白くもないしそもそも何度も何度も何度も言うけど「有名なんですか?」って選手が多いから見る気がしない。
前述したトモリやバカヨコ、バロ・トゥーレやカルルなど全体を通してアフリカ系フランス人(イギリス人)が多く、そのほとんどが20代前半から中盤ではあるものの代表クラスではほとんど招集されず、呼ばれても片手で数える程の試合数しか出場していないということ。
確かにフランス代表やイングランド代表でプレーするのは容易ではない。
しかしそれを含めてワールドカップ出場するような国(確定含め)でレギュラーないしエースと呼べるような選手は現状皆無。
イタリアがワールドカップに出場できるかも怪しくはなってきた訳であるが、そんなイタリア組の中でもカラブリア、ロマニョーリ、コンティなど招集すらされない選手も多く、トナーリやフロレンツィなどは定期的に招集されるもののレギュラーという程のものでもない。
その他のイタリア人に関しては言わずもがな・・
フランク・ケシエのコートジボワールはアフリカ二次予選でカメルーンと同じ組に入ってしまい既に敗退決定。
結局、
何が言いたいのかというと、30人近いトップチームのメンバーの中でも現時点で来年のワールドカップに出れる確証があるのはシモン・ケアのみということ。
そのケアですら怪我も少なくないだけに最悪の場合はW杯の出場選手が0人ということもありえない話ではない。
仮に今シーズンミランが優勝した場合、同じ年にW杯がある訳だが、その場合、W杯に出れる選手が全くいないチームでも優勝できるリーグ(笑)と他リーグファンから揶揄されるのは目に見えてる。
今後のセリエAの為にもそのような事態は避けてほしい。
※「今の」ミランの優勝だけはやめてほしい。
そう切に願うインテリスタのおにぎり🍙でした。
そして、お気付きになられただろうか?
上位争いをするチーム(アタランタ、ナポリ、ミラン)の全ての監督が元インテルの指揮官(スパレッティ、ガスベリーニ、ピオリ)だったということを・・
次回はお待ちかね、インテル編!!