期待を裏切らないイタリア代表!!【カタールワールドカップ】
やってくれましたぁ〜〜!!!
イタリア🇮🇹代表
2大会連続・・
W杯
予選・・敗退(笑)
いや、勝ち上がったとしても相手がポルトガルでは勝ち目は無かったでしょうけど(笑)
仮にトルコだとしても今のイタリアが勝てたかと言ったらかなり厳しかったと思う。
いずれにしてもそのワールドカップの出場権を手にするには「まずは」初戦、北マケドニア戦に勝つことが条件でした。
【視聴方法】
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そして致し方ないことではあるが、アーカイブの動画だと延長戦に突入(90分以内に決着がついたか)した試合が再生した瞬間に分かってしまうことが最大のデメリット。
ヨーロッパ予選のプレーオフはご存知の通りホーム&アウェイ方式ではなく1発KOのトーナメント戦。
負ければその時点でワールドカップには出場できず予選敗退になるのは分かってはいたが、パスBは皮肉なことにポルトガルとイタリアが同居する「死の組」となっていた。
当然サッカーファンが期待するのはEURO2020王者のイタリアとクリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガルの対戦だったはず。
私も例に漏れずそんな予想をして動画を見始めた。
(ここからは恒例の個人の感想)
キックオフ直後から案の定イタリアが序盤から猛攻を仕掛ける展開。
北マケドニアは全員が自陣へ引いてイタリアの猛攻を受け止める。
北マケドニアは常に6人以上がペナルティエリアに入り守備を固めるがそのデメリットでボールを奪っても中盤の人数が足りずボールが全く繋げない。
その結果イタリアの波状攻撃がこれでもかと続くのだが、イタリアの攻撃陣がことごとくシュートを外す。
その中でも両チームにとって印象的な場面をひとつ紹介。
前半28分に北マケドニアのバックパスで戻したボールをGKディミトリエフスキがキックミス。
そこをイタリアのFWベラルディがすかさずインターセプトしてそのまま枠内シュート!!
ごっつぁんゴールかと思いきや、勢いもコースも甘々だった為滑り込んだGKディミトリエフスキの手中に難なく収まり得点チャンスをみすみす逃す失態。
イタリア側からすれば絶好のチャンスを逃したわけだが、それ以降もベラルディをはじめとした攻撃陣がことごとく外しまくる。
ウェールズ🏴−オーストリア🇦🇹の一戦も見たけど突出したタレント(ベイル)が1人いるかいないかで勝敗が決してしまうのもサッカーの魅力であり、醍醐味のひとつ。
この試合はそんなベイルのような「正真正銘のスター選手が1人いれば結果は違っていたのかもしれない」と思わせる試合でもあった。
自陣でボールを失い前線へボールを運べない北マケドニア、猛烈に前線からプレスを仕掛けて波状攻撃をするも決定的な場面を作れないイタリア・・前後半通じて終始そんな構図が続いた。
マケドニアは無理をせずコーナーキックに逃れる、イタリアはコーナーキックから何回か得点を狙うがほとんど見方にミートせず跳ね返される。
そんな展開に業を煮やしたイタリアは64分から3トップを徐々に交代し始め試合の流れをなんとか変えようとするが・・
まず、3トップがベラルディ、インモービレ、インシーニェなのはいいとして、その交代して入る選手がラスパドーリ、ペッレグリーニ、ジョアン・ペドロというのは明らかにスケールダウンでしかない。
特にジョアン・ペドロはセリエAを全く見てない人ですら名前と顔で「ブラジル人」だというのが分かるくらい、露骨な帰化選手である。
ジョアン・ペドロ・ジェラルディーノ・ドス・サントス・ガウヴォン - Wikipedia
そして、いくらその選手がリーグ(セリエA)で調子がいいとはいえ、ワールドカップ出場がかかった大切な試合で代表デビューさせるのもどうかと思った。
例えば同じイタリア代表のジョルジーニョの場合、イタリア系ブラジル人の祖父母がいてイタリアにルーツを持っているから「帰化」には該当しないのだが、ジョアン・ペドロの場合見た目からも分かる通りイタリアにルーツがあるとは思えないし、そんな情報もない。
近年のナショナルチームで言えば、カタール代表などの中東の一部チームが外国籍選手を帰化させて自国の代表にすることが多々ある。
※日本も三都主アレサンドロのように日系に該当しない選手が帰化したことはあるが10代のアマの時から日本に来ているので「露骨な帰化選手」には該当しない。
サッカー界で帰化をする場合、そのほとんどはその帰化をする国に遺伝子🧬的なルーツがあるという選手が多い。
※その場合はほとんど帰化には当たらないが。
しかし、遺伝的なルーツが全くなくてもその国で数年間プレーをしていれば(FIFA規程の)該当の居住歴5年以上は自ずと満たせる。
ユース年代での代表歴、国際親善試合の場合は出場したとしても後ほど代表変更が可能ではあるが、「何かしらのトーナメントをかけた国際試合」に1試合でも出た場合、その時点で代表変更は出来なくなる。
ジョアン・ペドロは上記の通り、ユース世代ではプレーしていたものの30歳になるまでブラジル代表でのプレー経験がなく、イタリア(ジェノア)でのプレー経験も7〜8年あったので条件を満たして国籍変更が叶った。
しかし、そんなブラジル代表に1試合も招集されない遅咲きのFWを帰化させてまでイタリア代表にいれるというのは、ワールドカップ優勝回数4回を誇る国からしたら「落ちぶれた」という印象も否めない。
※ブラジルは優勝5回。
同じサッカー大国でも近年のイタリア代表のタレントは少なくなってきていると(このような帰化選手を見ると)感じる。
そんな選手(ジョアン・ペドロ)と共に大ベテラン37歳のジョルジョ・キエッリーニをアディショナルタイム突入時に投入。
そもそも何故、あのタイミングでセンターバックを変えるのだろう。
確かに延長戦を見越して士気を高めようと入れたという意思は分かるが、判断としてはかなり遅かったと思う。
何故120分の中で決着を付けようと思ったのか?この流れなら(最低でも)残り10分を切ったくらいのタイミングで入れて90分以内で決着を付けようと思わないのか?
キエッリーニは確かに経験豊富で戦い方を知っている。しかし、ほとんど攻められない試合で守備の選手を投入しても特効薬にはならない。
結果論ではあるが、ポリターノやペッシーナあたりを75〜80分に投入して攻撃にもっともっと厚みを付ければ得点の可能性は増えていたと思う。
マンチーニの戦い方は2004年ぐらいから見てるけど特別すごいと思うような戦術は無かった印象。
今現代サッカーで評価されるのはラングニック、トゥヘル、ナーゲルスマン、クロップなどのドイツ人監督、グアルディオラ、シメオネ、ジダンなどの元名選手系の監督のどちらかに分けられると思う。
マンチーニは元名選手であるし、プレミアリーグ、セリエA、イタリア代表とタイトルを獲得し実績もある監督ではあったが、サッカーファンで彼の戦術が話題に上ることは中々ない。
多分それくらい選手に助けられていた監督だったんだと思う(笑)
ヨーロッパ選手権(EURO2020)にしたって過去には伏兵ギリシャ(2004)が勢いのまま優勝しちゃうくらいだから、実力あるチームが必ずしも結果通りに勝ち進む大会という確証は持てない。
さて、余談はここまでにして
90分で決着するというのは前述の通り分かっていた。
では
その勝者はどちらか?
試合を見ながら思った。
サッカー観戦歴が長ければある程度の人はどんな展開になるか予想はついたと思う。
もしマケドニアが1点でも取られればその時点で試合終了だろう。
でも、このままスコアレスの状態が続けば、前のめりになったイタリアの隙を突いた1発のカウンターで北マケドニアが勝つということも展開的にはありえる、と。
なにしろこの流れ、前回大会のプレーオフの時のスウェーデン戦にそっくりだった。
あの時も結局点が取れずスウェーデンに得点を許して敗退した。
イタリアは伝統的に見ても守備に真髄があり、いかに1点を守り切るかで勝ってきたチームである(カテナチオ)。
1点を取れば強いチームであるが、1点を取れなければ並のチームに成り下がる。
その特性を北マケドニアは熟知していたのかは定かではないが、その日の北マケドニアは見事なまでの「試合巧者」だったのは間違いない。
残念なことに北マケドニアがポルトガルに負けるのは既に目に見えてる。
しかし今回負けてしまったイタリアのプライドも一緒に背負って頑張ってほしい。
この試合のように下馬表を覆したり番狂わせが見れるのもサッカーの醍醐味のひとつであります。
ワールドカップ本戦では一体どんなドラマがあるのか今から楽しみです!!
※参考(豆ち)
いつの間にか国名に「北」がついていたので旧ユーゴ圏に多い民族紛争や内戦で国が分断したのかと思いきや、単純に国名変更だった。
その理由は隣国のギリシャ国内の北部に「マケドニア」という地方があり、ルーツもギリシャという主張などがあった為、前々からギリシャからはよく思われてなくEUや NATOへの加盟にも弊害が出ていたから。
その為「北」を国名に付けることにより丸く収め解決、「南」の存在しない国が誕生することになった。
過去現在含めドイツ、ベトナム、朝鮮半島、スーダンなど東西南北に分かれてる国はいくつかあるが「方位+国名」にしていて単独の国というのは歴史的に見てもかなり珍しい。
※国を代表する有名選手は今でも一応現役(バルマ所属)のゴラン・パンデフ。