第二戦の展望をグループBを中心に述べていきます。
まず、第1戦の結果を受けて個人的(というか数字上)に敗退、突破が濃厚だと思うチームは以下です。
敗退濃厚
突破濃厚
スペイン、イングランド、フランス、ブラジル、オランダ
①前編でも書きましたが第1戦ノーゴールの国は14ヵ国と約半数近くの国がまだゴールを決めておらず、(一部チームを除き)どのチームも本領発揮するにはまだまだ至ってない状況のように感じます。
【グループBの展望】
まずグループリーグ第1戦、アメリカはウェールズに引き分けて勝ち点が1でイングランド戦に挑むことになってしまいました。
ウェールズ相手に勝ち点3を獲得できていたらイングランド戦を含めて残りの試合は精神的に少し余裕を持って臨めてたと思う。
ただ後半は押し込まれる場面も多々あったので、この結果は“負けなくて良かった”とプラスに考えた方が無難でしょう。
本日の28時(翌朝4時)からイングランド戦がキックオフする訳ですが、幸いなことにその9時間前(日本時間19時)に行われるウェールズvsイランの結果を知った上で試合に臨めるのは個人的に大きなアドバンテージだと思ってます。
仮にアメリカ-イングランドが先に試合をしてアメリカが負けた状態になってたらウェールズ側からしたら比較的余裕を持って試合に臨めていた可能性が高いからです。
そしてアメリカ側からしてもウェールズが勝つか負けるかでかなり試合に挑むプレッシャーは変わってくると思うのです。
勿論、他会場がどんな結果であれイングランドに対して全力で挑むことには変わらないが、仮にもイランが勝ったりした場合、ウェールズは厳しくなるし、イランにしても勝ち点が並んだ際の得失点差は圧倒的不利になってくる。
ビハインドの局面に立たされた時、引き分けを狙いに行くかさらなる失点をしないことに重きを置くかという判断基準で他会場の結果はかなり役立つのではないかと思います。
ちなみにイングランドとはワールドカップで1950年、2010年と2回対戦しているがアメリカはイングランドに負けたことがない。
2010年はジョン・テリー、アシュリー・コール、フランク・ランパード、スティーブン・ジェラード、ウェイン・ルーニーなど泣く子も黙るメンツを取り揃えて初戦のアメリカ戦に臨み序盤の早い段階で先制するも、当時のイングランドGKのロバート・グリーンの「トンネル」が発動して失点し同点に。
試合はそのまま1-1で終え、その後アメリカは得失点差でイングランドを上回り1位通過で決勝トーナメントに勝ち進んだ。
そして1950年ワールドカップは「ベロオリゾンテの奇跡」とも呼ばれ、スコットランド出身俳優のジェラルド・バトラー(スリーハンドレッドやオペラ座の怪人)主演で映画化もされたくらい「W杯史上最大の奇跡」として脈々と語り継がれている。
詳しくは下記リンクをご覧下さい。
アメリカ VS イングランド (1950 FIFAワールドカップ) - Wikipedia
さて、それから72年。
アメリカサッカーは進化を遂げて現在に至ります。アメリカが仮にイングランドに勝ったとて、先述の“過去の歴史”から考えれば奇跡でもなんでもありません。
イングランドはイランを粉砕したとはいえイタリア、ドイツ、ハンガリーと同じ組になったネーションズリーグで1勝も出来ず、ホームでハンガリーに0-4で負けた国。
そのような観点からアメリカが勝っても何ら不思議ではないということ。
さらに現在のアメリカ代表は最後尾から最前線までプレミアリーグ経験者を取り揃えている。
それが吉と出るか凶と出るかは分からないがそういった点も良くも悪くも試合結果に影響するのではないかと思われる。
しかし、もし、イングランドが「3度目の正直」が発動するようなことになれば、アメリカは厳しくなるかもしれない。
突破を決めたイングランドが最終戦の「英国対決」で手を抜く可能性(※)も考慮すると、勝ち星を譲る訳にもいかない。
※アメリカが負けてウェールズが勝った場合、他会場の結果次第ではウェールズとイングランドで談合試合になる可能性もなくもない。
本日ウェールズが当たるのは大量失点を喫して国歌斉唱拒否でも話題になってるイラン。
大敗を決した後のサッカーがどのようなものになるのか予測が付かない。
士気が低下しているのか?それとも再奮起しているのか?
対するウェールズもベイルの力で1点をもぎ取った感が強く、その他の選手がどのように点を取るのかあまり想像が付かない。
※ブレントフォードのキーファー・ムーアぐらい?
ただ・・・
こんな考察しても結局答えは数時間後に出ている!!
どっかの海賊漫画じゃないんだから考察はこれぐらいにしておきます笑
「真実はいつもひとつ」
「全てはサッカーの神のみぞ知る」
ってことでこの記事を終えます。