今回は完結にサッカーW杯の第1戦16試合をアメリカを中心に完結に語ります。
いえ、口では話さないので文章を伝えます。
まず、今大会(22回大会)の特徴として大きく3つに分けることが出来ます。
①各国間で実力差がなくなってきている。
②大勝と番狂わせと互角の試合が入り混じる。
③ヨーロッパ勢が相変わらず強い。
まず各大陸別の計32チームの戦績を簡単にまとめました。
勝敗
南米(4)=2勝1分1敗
北中米(4)=2分2敗
アジア(6)=2勝1分3敗
アフリカ(5)=2分3敗
ヨーロッパ(13)=7勝4分2敗
得点
南米=5点
北中米=1点
アジア=7点
アフリカ=2点
ヨーロッパ=26点
国別ゴール数
・0ゴール(14)
カタール、セネガル、デンマーク、チュニジア、メキシコ、ポーランド、モロッコ、クロアチア、コスタリカ、カナダ、カメルーン、ウルグアイ、韓国、セルビア
・1ゴール(7)
アメリカ、ウェールズ、アルゼンチン、オーストラリア、ドイツ、ベルギー、スイス
・2ゴール(7)
エクアドル、イラン、オランダ、サウジアラビア、日本、ガーナ、ブラジル
・3ゴール(1)
・4ゴール(1)
フランス
・6ゴール(1)
・7ゴール(1)
スペイン
2点差以内での勝利は実力的にも僅差の試合が多い。
例えば前半1点差で折り返して後半の終盤からロスタイムにかけて攻めに出て終了間際に追加点が入った場合(2-0)でも、実質的、内容的には1-0といっていい。
今回のW杯の試合は実力差がほとんどない試合が多く、1点差や(スコアレス)ドローの試合が多い。
そしてまだ得点を見てないチーム、つまりノーゴールのチームは半数近い14カ国に上る。
4ゴール以上決めたチームは後ほど後述しますが、ほぼ突破決定と見ていい。
何故なら、次の試合に引き分けさえすれば勝ち点4で並んだ場合得失点差で勝ち進める割合が高いから。
イングランド、スペイン、フランスが例外的に大勝する一方で日本、サウジアラビアがドイツ、アルゼンチンに対して金星をあげるなど番狂わせも起きている。
ただ、ヨーロッパ勢が全て別大陸のチームと対戦して7勝4分2敗と完全に勝ち越してる点に関しては、相変わらず「勝負強い」と言わざるを得ない。
これはW杯でありEURO(欧州選手権)ではない。だからこそ理想では8〜9のヨーロッパ外チームがベスト16に進出できれば理想的だと思っている。
2点差以内の勝敗が多かった第1戦。
ブラジルですら攻めあぐねて、結局2-0で勝てたけど決定機の割に決めきれないのが歯痒かった。
【個人的ベストゲーム】
こちらは文句なしにアルゼンチンvsサウジアラビアになります。
第1戦どころか今大会の既にクライマックス?試合にもなりつつありますが、これがどれだけすごいことかをサッカーのわからない人に説明しますと・・・
偏差値40の不良高校の番長が大学入試終わるまで学校に来ないと思ってたら東大の入試を受けて受かってたぐらい信じられない出来事なんです。
過去を遡れば
1966年北朝鮮-イタリア
等に並ぶW杯史に残る衝撃的な試合だったと思います。
アルゼンチンがこれまでにないぐらい調子がよくて、サウジアラビアのいつも通りのヘタレっぷりが発動するかと思ってました。
※サウジアラビアは02年大会でドイツに8-0、06年大会でウクライナに4-0、18年大会でロシアに5-0とハイスコアで負ける常連国の代表。
試合は蓋を開けてみればオフサイドのオンパレードではあったが、アルゼンチンが追加点を取るのは時間の問題だと誰もが感じていたはず。
ラウタロのゴールが左手一本分出ていただけで取り消されたりとツキにも見放された試合でした。
サウジアラビアは短時間で逆転に成功して歴史的な勝利をもぎ取ったことで第2、3戦に自信を持って臨めるでしょう。
対するアルゼンチンはメキシコ、ポーランドと当初の目的ではサウジアラビアより格上だった相手に対して、切り替えてどう対処できるか?に焦点が当てられます。
アルゼンチンの場合はセットプレーでの高さがなく、(他チームと比べ)得点チャンスが減ってしまうという問題も浮き彫りになってしまいました。
ちなみにアルゼンチン代表の試合は32ヵ国のチームで唯一地上波&NHKでGLの試合が放送されない唯一のチームになります。
所謂「ABEMA」独占という奴です!!
果たしてアルゼンチンはグループリーグを突破出来るのであろうか〜?
by故:八奈見乗児