やってくれました!!
今回の代表には招集はされませんでしたが18歳のジョセフ・スカリーとジャンルカ・ブジオ(19)がフル出場で前者は勝利を決定付ける追加点をアディショナルタイムに決めて1-3の勝利に貢献。後者もフル出場でアディショナルタイムに放ったシュートが、相手ディフェンダーに当たりゴールに吸い込まれる形で、土壇場の価値ある引き分けに貢献!!
2人とも15、16際の頃から注目を浴びプロデビュー(ニューヨーク・シティ、カンザスシティ)し、スカリーは18歳になった直後の今年の1月1日に移籍にボルシアMGへ移籍、ブジオはゴールドカップの後、今年の夏にベネチアへ移籍。
共に移籍金は10代の選手且つFW以外のポディションの選手としては異例の約10億(推定)近くの移籍金が動いてる点、そして共に2002年生まれなど恐ろしいくらいの共通点があるのも興味深いことです。
ヨーロッパ以外の10代の選手でヨーロッパ5大リーグで得点ができるというのはそれだけアメリカのアカデミーやユース、各チームの下部組織が整っているということなのでしょう。
この2人のように高校1、2年生の学年でMLSデビューして18歳になりヨーロッパのクラブに行くケースと、クリスティアン・プリシッチの様にMLSを全く介さずヨーロッパのクラブの下部組織に入団しトップチームにデビューするパターン、セルジーニョ・デストの様に生まれも育ちもオランダ人(ヨーロッパ人)だが両親にアメリカ出身者がいるため、早期にアメリカのユース代表でプレーさせクラブ自体はそのまま在籍させる(アヤックスユース出身)ケースなど、様々なパターンやケースが今のアメリカ代表には存在する。
EU圏外選手且つ18歳未満の選手の国際的な移籍は近年FIFAのルール上では取り決めがかなり厳しくなった訳であるが、前述したプリシッチ、レイナなどは共にドルトムントで17歳でトップチームデビューをしているわけである。
勿論最大の障壁であるEU圏外に関しては前者はクロアチア、後者はイングランドやポルトガルなどのパスポートを所持している訳であるからその点に関しては全く問題がない。
そして、年齢に関しては親の仕事の「都合で」ヨーロッパに引越しをさせれば問題がない訳であります。
これがメキシコ人選手だとパスポートの問題でかなり厳しいのでこの様にはいきません。
その他の他国のパスポートを持たない「生粋のアメリカ人」に関しては18歳になるまで待ってヨーロッパの各国リーグに移籍するのがスタンダードであります。
しかし付いて回るのはEU圏内(チーム内の枠)という問題。
その問題に関しても前述したプリシッチ、レイナ、デストの他にシエバチュ、ブルックス、グリーン、ムサなど(選手自身の質も関係ありますが)EU圏内パスポートを所持しており出場自体に(久保とレアルの関係の様な)基本的な制限はほとんどありません。
ちなみにジャンルカ・ブジオも名前から分かる通りイタリアのパスポートを持っている。
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