※この記事は9月17日夜に書いたものです。
18日の試合等での若干の選手状況に変化があったかもしれませんがご了承下さい。
FW編
アメリカ合衆国代表招集メンバーWG
・プリシッチ(チェルシー)
・アーロンソン(リーズ)
・レイナ(ドルトムント)
・モーリス(シアトル)
・アリオラ(ダラス)
ウイングに関しての私の予想は全て当たりました。
「大統領の息子」ティモシー・ウェアが怪我であればウイングは限られていましたから。
アーロンソンやプリシッチ、レイナの海外組に国内で調子がよく代表での実績もあるアリオラやモーリスは5人と言われればこの5人しか候補者がいないぐらいいなかった。
プリシッチやレイナの解説は不要でしょう。アーロンソンもあと2〜3年でビッグクラブに行けるくらいポテンシャルが高く代表でも既に定着しており、国内組の2人にしても27歳で50キャップ前後、10得点以上の実績を誇る実力者でこのポディションに関しての質で文句は出ないでしょう。
MF編で解説したマリック・ティルマンもウイングは出来るので量も十分だと思います。
次は我らがニッポン🇯🇵のウイング並びにFW陣を解説。
3トップ、または4-2-3-1の際の左右のウイングで出るだろう選手から
伊藤純也(ランス)
鎌田大地(フランクフルト)⭐︎
三笘薫(ブライトン)
旗手怜央(セルティック)⭐︎
堂安律(フライブルク)
相馬勇紀(名古屋グランパス)
※堂安は怪我でアメリカ戦に間に合わない可能性もあり。
そして“純粋な”FW候補は以下
上田綺世(セルクル・ブルージュ)
前田大然(セルティック)⭐︎
古橋亨梧(セルティック)⭐︎
まずウイングになるであろう選手。
このポディションは現在調子が良い選手が多くレギュラーで出場かつ点が取れてる選手も多い。
日本のストロングポイントを挙げるとするなら確実にこのポディションが決め手になるでしょう。
クラブで好調の伊藤、鎌田、旗手、久保あたりは親善試合は勿論、本大会でのキーマンになりうる存在でしょう。
あまり出場は出来ていないが三笘も調子は悪くないし、怪我報道のある堂安律も調子がいい。
日本で唯一質量共に人材が豊富と言えるポディションだと思います。
三笘(25)、旗手(24)、堂安(24)、久保(21)まだまだ若い?選手も多いのでW杯が終わってからの26年北米大会まで彼等が中心でいるでしょうし。
相馬勇紀という選手は東アジア選手権大会で活躍した選手らしいです。
sofa scoreで調べたところ3-4-3の左ウイングバックでプレーをしていました。
入るとすればスーパーサブ的に左ウイングの一角でプレーするのだと思います。
お次は真ん中でプレーする可能性のあるFWです。
まず、ベルギージュピラリーグでプレーする上田綺世(セルクル・ブルージュ)ですが、チームもリーグ最下位に沈んでおり出場はしているものの今季の得点は1得点のみとお寒い状況の中での招集。
町野修斗は東アジア選手権大会で優勝に貢献かつ得点王に輝いたJ1湘南ベルマーレ所属の若手CF。
185㌢と日本人にしては高さもあるFWであるが直近の5〜6試合ではPKの1点のみとこちらもまたまたお寒い状況の中での招集。
ベルマーレ自体も昔から強くはないがその強くないチームでも定位置を獲得している選手ではない。
となると真ん中のFWは残り2人の前田大然と古橋亨梧のセルティックコンビにかかってきます。
古橋はスコティッシュプレミアシップでぶっちぎりの首位を快走して、セルティックのゴールランキングでもチームメイトのジョタと共にトップスコアラー(6ゴール)になっており、現時点での実績なら間違いなく「エース・ストライカー」と呼べるでしょう。
※しかしそこの3点は9-0で勝利したダンディー・ユナイテッドからの得点。
21年のJ1リーグ得点王の前田大然は古橋と共に3トップの一角で使われる試合が多いが、スコティッシュプレミアリーグはここまで得点なし(カップ戦1ゴール)と「FW」としては物足りない状況。
何しろここはプレミアリーグでも2部のチャンピオンシップでもなくチームも12チームしかない「プレミアシップ(スコットランド)」なのだから。
リーグに所属している選手の大半はスコットランド人でその他はイングランド、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダなどの英語圏の選手がちらほらいる程度のリーグでしかない。
プレミアシップ2強でありグラスゴーの2強であるセルティックとレンジャーズしか優勝する見込みがない競争力皆無のリーグ。
そんなリーグですら得点が取れないだ?
馬鹿言え!!
仮に“そんなところで”点が取れてても古橋と同じ「トップスコアラー」のジョタはポルトガル代表に“招集すら”されたことがない現状から見たらどれだけ日本代表の現状が甘いかお分かり頂けるだろう。
しかも監督は日本人大好きなステテコグレー、いや、ポステコグルーだと、もし次の監督が来た場合古橋は良くても前田は現状だと使われてなくなってくる可能性も高い。
※大然とグルーは横浜時代に一緒だった。
と、ここまで書いた通りセンターフォワードとされる4人は4人中3人の直近でほぼ点が取れてない状況。
書いてる途中で気付いたのですが古橋キョーゴーってマジで身長170しかないんですね(笑)180くらいあるかと思ってました(笑)
まあ同じ身長のメッシが真ん中に入ってたりしますが彼の場合はほぼ例外でそれくらいの身長のFWが真ん中に入ることって他のリーグではほぼ有り得ないことです。
ましてやそれで得点が量産出来るなど・・
マンチェスター・シティで得点量産してる怪物ハーランドや旧怪物で未だ現役のイブラなどは2メートル近い身長ですし、レバンドフスキは185、ルカクは190、オーバメヤンは187とスピードがあるストライカーでも身長が180後半あるというストライカーがマストな世界基準からしたら他リーグで通用する可能性はその分(身長)低いと思う。
さてその流れでアメリカ代表のセンターフォワード陣にスポットライトを当ててみましょう。
増えてます!!サッカーアメリカ代表🇺🇸の大型ストライカー!!
このテーマの最初の章でも書きましたがウニオン・ベルリンのストライカーであるシエバチュは選出されませんでした。
そして選手された3人がノリッジで得点を量産してる好調のサージェント、オランダのフローニンゲンに移籍したばかりのペピ、そしてフェレイラの3人。
テーマ冒頭に説明したフェレイラ、ペピに関しての説明は省きます。
吉田麻也をチン◯ンにしたぺフォックことシエバチュですが、彼はアメリカ生まれではあるが育ちはフランスので両親はカメルーン人の言わば3重国籍保有者でその全ての国でプレーする資格を持ち合わせていた。
フランスのユース代表経験のある彼がスイス・スーパーリーグで頭角を表し始めていたのが一昨年から昨年頃でその時期にアメリカは猛アプローチをしてシエバチュをアメリカ代表に引き入れる。
その後、2年目のヤングボーイズではスイススーパーリーグの得点王になりその実績が買われ今シーズンからブンデスリーガのウニオン・ベルリンでプレーしているのは前述して冒頭で述べた通りである。
ぺフォックは今までにアメリカにはいなかったストライカーである。
190㌢の体格を活かしたポストプレーや空中戦は勿論、足元の技術や抜け出したりかわしてからのシュートの巧さも持ち合わせている。
アメリカの秘密兵器のぺフォックに注目です!!
そしてもう1人
同じ黒人の大型ストライカーのハジ・ライトを紹介。
昨シーズンは主に後期のトルコリーグで得点を量産して7位タイの14得点を記録し、その活躍が認められて今年6月に行われた親善試合&ネーションズリーグで初招集されました。
3-0で勝利したモロッコ戦では入った直後のPKで得点を挙げて華々しいデビュー戦を飾りました。
今季ものっけから調子がよくリーグ2位の5得点を記録。
逆に何故彼を招集せずブンデスリーガで全く得点が出来ずオランダに行かされたペピを招集したのか、少し疑問です。
確かにブラジル、フランスやアルゼンチン、ドイツやイングランドクラスの強豪国ならトルコリーグ得点ランキング昨季7位タイの選手は招集しなくてもおかしくはありません。
でもそれは長らくストライカー不足に喘いで18年のW杯を逃す屈辱を味わったアメリカ。
何故、調子のいい彼を招集しなかったのか・・・
代表監督はバーハルターはこのように言ってます。
「たったの2試合でプレー時間(合計180分)も限られていることもあり、センターフォワードの招集は3人までと決めていた、本番を想定して26人丁度を招集した」とのこと。
※要約してます
何故半年間を遡って「実績のない」ペピが選ばれたのか?
彼はW杯のセンターFW候補の中でも最年少に位置する選手で18歳でドイツに渡った経緯から見てもポテンシャルは計り知れない選手である。
MLS時代は18歳ながら13得点を記録し昨年9月のW杯予選に初招集されホンジュラス戦では初得点。
その頃はぺフォックも代表ではイマイチ、サージェントはノリッジシティが“プレミアでは”弱小チームということも相まって得点が取れず、ライトも得点をするにはしていたが絶対に招集したいくらいのインパクトは残していなかった。そして当時、ペピの影に隠れてウイングとして得点していたフェレイラはペピの移籍後にFCダラスでセンターフォワードに移って得点能力が完全に開花。
多分、そんな時期(昨年10月)に彗星の如く現れてアメリカの勝利に貢献したリカルド・ペピに感謝しつつも、最後のテストを試したいのだと思う。
今シーズン得点を量産して各国リーグのディビジョンでトップスコアラー争いをするぺフォック、ライト、バスケスは結果を残せば自ずと入れる可能性は高い。
ひかしペピはオランダに馴染むのに時間も掛かる可能性があり、得点を取ることも少ないかもしれない。
そうなれば現状の彼を見極められるのは今の代表だけになり、その代表でもし複数得点をしたのならばW杯行きも見えてくる・・そんな、彼への気遣いで招集した可能性も高いと思う。
彼はまだ19歳でポテンシャルの高さは言うまでもない。
ただ恐らく現状では3rdチョイスになる可能性が高いと思う。
「代表のセンターフォワード争いは以上」であるがこの他以外にも今のアメリカは大型のCFが沢山います。
まずはMLSのサンノゼ・アースクエイクスでCFを務める25歳のジェレミー・エボビセ。
184㌢で空中戦も得意なストライカーであるがいかんせん前述したフェレイラやバスケスに得点数で劣る為、招集ならず。
そして一昨シーズンにシャルケからデビューしてハットトリックしシャルケの連敗ワースト記録も止めた191㌢のマシュー・ホッペ。
昨季はその降格したシャルケからスペインの地へ移るが、水に合わず1年で新天地のイングランドチャンピオンシップであるミドルスブラへ。
ザックステッフェンもマンチェスター・シティから来ているのでここではスペインより結果が残せそう。
同世代で同リーグで得点量産してる前述のサージェントとは同じ時期にブンデス降格(シャルケ、ブレーメン)チームから移ったという点でも共通しており彼(ホッペ)も量産出来る可能性は秘めていると思うので活躍してほしい。
そして最後はMLSに戻る。
代表経験豊富でウイング、CFどちらでも使える188㌢の万能系ベテランFWのギャシ・ザーデス(31)を紹介。
MLSでは今シーズンコロラド・ラピッズで10ゴールを記録とまずまずの成績を残している。
9月に入って2ゴールとその得点感覚はまだまだ衰えていないが、いかんせん若手の台頭が凄まじいアメリカ。
国内でのゴール数も中途半端なベテランFWを招集する訳もなく(笑)。
言うなれば彼は日本で言う大迫勇也のような存在。
若くも特別背が高くも早くもない彼(大迫)が未だに代表のセンターフォワードの1stチョイス候補というのが・・・
※褒めてます。
そしてこれが最後の最後です。
今シーズンは同じセリエBのフロジノーネから新たにノバコビッチ(193㌢25歳)獲得した訳でありますが、彼は昨季からほとんどゴールを奪えてない上に今シーズンもベネツィアに移籍してまだ1ゴールのみという状況。
20代半ばと年齢も若くはなく何かしら覚醒しない限りは大器晩成でない限り花開くことはないでしょう。
そしてユース世代の代表にも「大型ストライカー」は沢山いますが、また後で・・・時間があったら書き込みます。
まとめ
日本代表のFW陣はやばい・・
アメリカはここにきてFWの選択肢が豊富に・・
でした。
good-by👋