不定期更新:生田絵梨花通信6月版【第一章】
まずこの第1章では2021年の生田絵梨花と2022年になってからの生田絵梨花を振り返る。
そして近年のドラマや映画の【作品と俳優】を個人的に分析してみる。
第二章で4〜6月までの流れを簡単に文字起こしして、そのドラマや映画自体も少し掘り下げてみる。
そして第三章は総括として書きたいことを書き殴り、これからの生田絵梨花を予測する。
【2021年の生田絵梨花について】
まず、この年で生田絵梨花は24歳を迎えており、今後の女優としてタレントとして売り時×勝負所であったのは言うまでもない。
女優というのは一般人が想像するような女優(映像系の女優)であり、舞台(ミュージカル)の女優ではない。
確かにレ・ミゼラブル公演は昨年5月から始まり全国行脚で巡り終えたのが10月という長期に渡る公演ではあったが、エポニーヌ役を初めとした多くの役はトリプルキャストが当たり前。
※画像(生田絵梨花の出演日のみを抽出)
黄色の枠線で囲んだように4、5日間出演しないという期間は度々あった。
演技、映像(ドラマ、映画)に関しては前述したレ・ミゼラブルを除けば生田単体での出演は「イチケイのカラス」(第5話)ぐらいなものだったと思う。
※映画(ドラマ)に関しては実写版「賭ケグルイ」の「三春滝 咲良」という役柄で出演したらしいが脇役かつ坂道系、48系のメンバーも多数出ているとのこともあり未だ未視聴。
その他テレビ番組に関しては片手で数えるくらいの歌番組の出演と片手で数えるくらいのバラエティ出演など(お正月の「笑点」スペシャルや「KinKi Kidsのブンブブーン」など)に留まった。
恐らく昨年のテレビ番組出演数は両手(10本)で十分収まるものであった。
もし、1年に3本ミュージカル作品をやってるというなら稽古を含めて多くの時間を要するので分からなくもない。しかし去年の目立った出演はその(レミゼ:エポニーヌ役)1本のみ。
以前と役柄(コゼット)が違かったとはいえ、何度も舞台を踏んで板についてきた作品である。
だから流石にその1本のみのミュージカルで「1年間忙しかった」というには、アイドルをしている(していた)としても少し疑問符が付く。
何故なら2019年は4本のミュージカル・舞台(グレートコメット、ロミジュリ、レミゼ、キレイ)に出演していたから。
絶頂期?と比べてコロナ禍の影響もあるかもしれないが「舞台の仕事が少し少なくなってきたな」という一抹の不安もあった。
しかしそれは「もしかしたらドラマや映画出演の為のスケジュールではないか?」という一縷の望みもあった・・
結果的にその望みは「コンフィデンスマンJP」への出演という形で的中して胸を撫で下ろすことができた。
それを踏まえた上での2021年は、レミゼとコンフィデンスマンJPの「撮影」、そして卒業発表からのメモリアルブックなど辛うじて「及第点」と呼べるものだったのかもしれない。
※しかし「女優」と呼ぶには舞台も映像も物足りない一年であったのは言うまでもない。
一ファンとしてメディア露出自体が満足のいくものではなかった2021年。
※正直、生田絵梨花を忘れかけたことすらあった。
最後の売り時(20代前半→20代中盤)になるタイミングで「何故ここまで映像系(CM、映画、ドラマのレギュラー、バラエティ等)の仕事が来ないのか?」と思った生田ファンもいたかもしれないが長年の生田ファンから見たらその答えは明確に出ていた。
それは
だと。
乃木坂にいる限り飛躍的に露出度が上がることもないのは、これまでの推され度からみても分かっていた。
上記に述べたものは事務所側から売り込むにしろ、事務所側にオファーが来るにしろ同じ事務所からの出演枠は限られており、なおさら営業(売り込み)をするのであればキャスティングされないのは火を見るより明らかだった。
※乃木坂LLCのやりたいことは「女版ジャニーズ」であり、卒業後も事務所に留まらせて芸能界、芸能事務所の一大勢力になってしまおうという魂胆だと思う。
もし1月の考察記事にも書いた太田プロを含めた大手芸能事務所(東宝芸能やアミューズ)ではなく、乃木坂46合同会社や生駒里奈や若月佑美のようなAKB坂道系列の子会社に所属していたら今(太田プロ)のように他分野かつ殺人的なスケジュールは組み込めなかっただろう。
まだまだ生田絵梨花特集!!Part4【太田プロ編】 - オラワク倶楽部(何が好きか何が嫌いかで自分を語るブログ)
【近年のドラマや映画業界と俳優の特性について】
2022年、太田プロ移籍後の生田絵梨花は映像の舞台に本格的に踏み込もうとしている。
しかし、近年で舞台でも映像(映画やドラマ)でも通用する女優、男優というのは近年ほとんど見かけなくなったという印象。
確かに高畑充希や上白石姉妹など歌の歌える女優はいないこともないが、コンスタントにどちらの作品にもひっきりなしに出演して高い評価を得ていたのは・・・三浦春馬ぐらいだったかもしれない。
このブログの生田絵梨花記事でも記載しましたが、生田絵梨花の当面の最終目標はキアラ・セトルでも森久美子でもなく大竹しのぶである。
⭐︎ハッピーバースデー生田絵梨花!!【卒業&映画&所属事務所を振り返る】Part1 - オラワク倶楽部(何が好きか何が嫌いかで自分を語るブログ)
2005年前後から80年代後半生まれの女優が多数台頭してきたおかげで90年代生まれの女優は現在に至るまで映画、ドラマ、CM等で後塵を拝する結果となった。
※後述
後ほど解説する日曜劇場にしたって前作「マイファミリー」のヒロイン多部未華子は88年度(89年早生まれ)生まれ、榮倉奈々は長澤まさみや佐々木希、倉科カナと同い年の87年度生まれ(88年早生まれ)と未だにドラマ、映画業界は80年代後期生まれ女優が「主役」であるのは間違いない。
※85年〜88年度生まれは「その他」にも綾瀬はるか、上戸彩、宮崎あおい、満島ひかり、蒼井優、戸田恵梨香、新垣結衣、堀北真希、北川景子、菜々緒、上野樹里、吉高由里子、石原さとみ、井上真央・・沢尻エリカ等錚々たるメンバーが顔を連ねる。
「舞台」→「映像」に活躍の場を移すのは容易だし、比較的高い評価を得られる傾向にある。
しかし、「映像」→「舞台」という例で高い評価を得られる確立は前者より圧倒的に低い。
前者の近い成功例をあげれば生田絵梨花と舞台で共演もして卒業メモリアブックにもコメントを寄せた山崎育三郎が最も近い理想のケースモデルになるだろう。
※言わば女版山崎育三郎。
近年はドラマの話題作への出演が続いているいる彼もドラマへ頻繁に出演するようになったのが2015〜16年頃と30前後になってから。
生田絵梨花はその当時の山崎育三郎よりも4〜5歳も若い上、20代前半で大作ミュージカルに出演し、菊田一夫演劇賞を受賞するなど演劇界では一定の評価を得ている「期待の若手ミュージカル女優」でもある。
ソニンや神田沙也加のように元々個人でタレント活動をしながらも伸び悩み、ミュージカルに移行することは近年珍しくはなくなった。
しかし、生田絵梨花のように日本でも1、2を争うアイドルグループに所属しながらシビアに評価されるミュージカル作品に出演してきたという例は他に類を見ず、そのミュージカル女優がドラマや映画に出演する(映像系)女優になるというのは長い芸能界でも前例がない。
だからこそ、ワクワクしかしない。
アイドルを極めて、ミュージカルを極めた奴が映像系(ドラマ、映画)に殴り込むなんてよ。
果たして生田絵梨花には一体どんな未来が待っているのであろうか?
by故・八奈見乗児
(終)
と、いうのは嘘で
ここではまだ終わりません!!
第一章「作品と俳優について」は同時刻UPの別記事にUPしてます。